システム設定

本製品のシステム設定を行います。

SYST:CONF:BACK

パネル設定とコンフィグ設定の自動保存機能を設定します。

コマンド 

SYSTem:CONFigure:BACKup {ON|OFF|1|0}

SYSTem:CONFigure:BACKup?

パラメータ

設定値 ON(1) 自動保存機能オン(デフォルト)
      約5秒おきに保存します。
    OFF(0) 自動保存機能オフ

レスポンス 

SYST:CONF:BACK?に対して、自動保存機能のオン/オフをNR1形式で返します。

SYST:CONF:TRAC

本製品の下段数値表示部にエラー番号の表示/非表示を設定します。→チュートリアル

コマンド

SYSTem:CONFigure:TRACe {ON|OFF|1|0}

SYSTem:CONFigure:TRACe?

パラメータ

設定値 ON(1) 通信エラートレース機能オン
  OFF(0) 通信エラートレース機能オフ(デフォルト)

レスポンス

SYSTem:CONFigure:TRACe? に対して、通信エラートレース機能のオン/オフをNR1形式で返します。

SYST:ERR

エラーキューから最も古いエラー情報を読み取ります。エラーキューは最大255個のエラー情報を格納できます。→チュートリアル

エラーキューは*CLSコマンドによって、クリアされます。

コマンド 

SYSTem:ERRor[:NEXT]?

レスポンス 

SYST:ERR?に対して、エラー・イベントキューに格納されている最も古いエラー、またはイベント情報を次のように返します。

(例) エラーまたはイベントが無い場合
0"No error"を返します。

(例) 現在の動作状態では実行できないコマンドを受信した場合
-221,"Settings conflict" を返します。

SYST:KLOC

パネル操作のロックを設定します。

コマンド 

SYSTem:KLOCk  {ON|OFF|1|0}

SYSTem:KLOCk?

パラメータ

設定値 ON (1) パネル操作のロック
    OFF (0) パネル操作のロック解除(デフォルト)

レスポンス 

SYST:KLOCk?に対して、現在のパネル操作のロックの設定をNR1形式で返します。

SYST:LOC(RS232C、USBのみ)

本製品の操作をパネル操作(ローカル)に設定します。IEEE488.1 RENメッセージ(Remote Disable)の代替コマンドになります。

SYST:REM、SYST:RWLでリモートに戻ります。

コマンド 

SYSTem:LOCal

SYST:OPT

本製品に装着されているオプションインターフェースボードを問い合わせます。このコマンドは、*OPT?と同じ動作です。

コマンド 

SYSTem:OPTion?

レスポンス 

SYST:OPT?に対して、次のように返します。

(例) GPIBインターフェースボード(IB21)が装着されている場合
「GPIB」を返します。

(例) オプションが装着されていない場合
「0」を返します。

SYST:REM(RS232C、USBのみ)

本製品の操作をリモートに設定します。LOCALキー以外のパネル操作はロックされます。IEEE488.1 RENメッセージ(Remote Enable)とアドレス指定の代替コマンドになります。

SYST:LOCでローカルに戻ります。

コマンド 

SYSTem:REMote

SYST:RWL(RS232C、USBのみ)

本製品の操作をリモートに設定します。パネル操作はロックされます(LOCALキーも使用できません)。IEEE488.1 lloメッセージ(Local Lock Out)の代替コマンドになります。

SYST:LOCでローカルに戻ります。

コマンド 

SYSTem:RWLock

SYST:VERS

本製品が準拠するSCPI仕様書のバージョンを問い合わせます。

コマンド 

SYSTem:VERSion?

レスポンス 

SYST:VERS?に対して、SCPI 1999.0を返します。